鉄道研究部では、2012年10月13日・14日に行われた学院祭で鉄道模型のレイアウトを展示しました。当ページでは、その模様を写真と文章を使って紹介します。今年は前年度と同じく地上4線、高架2線の計6線の他に、地下鉄駅(二層構造)や川の再現、それに地下鉄駅エリアにかけてのクロスオーバーなどを新たに行いました。。作業量は増えましたが、部員一同が力を合わせたため、情景にも力を入れたレイアウトとなりました。また、一部には「有志エリア」が設けられ、各担当者がそれぞれのテーマに沿って丁寧に制作しました。
今年は展示教室の立地にも恵まれたためか、来場者数は2日間で延べ2502人を数え、さらに、鉄研では初となる、栄えある「学院長賞」を受賞いたしました!表彰式で後夜祭のステージの上に立てたときには本当に感動しました!ご来場された皆様には心からお礼申し上げます。
なお、地上線にはそれぞれ内側からA線、B線、C線、D線という名前がついています。
こちらがレイアウト全景です。 全長20m×6線となっており、机の上に円形状に配置しました。こちらは地下鉄駅側で、反対側は「山線区間」となっています。 |
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反対側です。右側には、青梅特快豊田行氏が昨年制作した「渾身の山」を改造した「山」があります。また、左側には、二つの有志エリアが広がっています。 | |
ではでは、各エリアを詳しく見ていきます。まず目に付くのが体験運転台のある「結姫駅エリア」。名前の由来は...!?(お察しくださいw 結姫駅は地上線のほかに高架線も停まるというターミナル駅。今年は高架線が地上線ホーム上を、まるで京浜急行の「八ツ山橋」のようにオーバークロスするというユニークな形式です。なお、完全自動運転の新交通システムたるものが走行する予定でしたが、不具合のため急遽中止になったとのこと...。 |
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遠くからで見づらいですが、結姫駅周辺です。結姫駅は、209系ファン氏がさいたま新都心駅をモデルに制作したものです。京急2100系がいい味を出してますねw | |
結姫駅の先には電車区があります。今年は浦和電車区を再現してみました!ウネウネと蛇行する入庫運転を楽しむことができます。とても迫力がありましたね。また今年は構造上、地上A線〜D線へと、全ての線路に転線が可能となっていましたヾ( ゚∀゚)ノ゙ | |
その浦和電車区の奥には、今年が初となる貨物ターミナルと機関庫があります。黄土色のバラストと、左奥に見える積み上げられたコンテナが実にいいですねぇ...。機関庫内には、昔懐かしいEF58や蒸気機関車C62が置かれていました。ちなみに、左手前の緑色のスイッチャーのような車両は、私が唯一持っている鉄道模型です () 機関庫にはピッタリでしたねw | |
変わってこちらは「朝倉駅」です。どうも駅名の由来は某アニメに関係があるとかないとか...w それはさておき、この朝倉駅最大の見せ場はこの「二層構造」です。要は、地上4線のうち2線を上に通し、残った2線はそのままにするというやり方です。本来なら2011年度のレイアウトで実行される予定だったとか...。地上ホームは総武線快速沿線の光景を再現しています。そしてその地下には...... |
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地下駅キタ━(゚∀゚)━! 地下駅独特のこの太い柱と、タイル張りの側壁...。まさに我々が広く認識する「地下駅」そのものです。側壁にはよりリアルさを演出するため、広告も一部設けました。また、天井には明るいLED電球が付いており、体験運転のカメラから見ても、そこが「地下駅」であることが明白に分かるようになっていました(´3`) |
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こちらがそのクロスオーバー部分です。線路を上ると地上駅で、トンネルの中に入ると地下駅です。轟音とともにトンネルから電車が飛び出してくる感じがたまらないですね! | |
トンネルを抜けると再び地上4線が地上に合流します。注目していただきたいのはこの掘割区間!黒く塗装された壁に沿って列車が走るのは、カメラカーで見ていても非常に迫力がありました(≧▽≦) | |
掘割区間が終わると、列車は鉄橋を渡ります。隅田川とかでよく見かけそうな光景ですねw 今年から「川」の制作を行ったのですが、構造を考えるのにはとても苦労しました。この「川」の部分だけ下の机を廃し、一段下げた状態で別の板を固定することで「川」を再現しました!ちなみに、鉄橋の上に付いている白い物体は、なんとウェブカメラ!ここで撮った映像(先の掘割区間)をパソコンで生中継していました。これも今年初めての取り組みです。 | |
目線を合わせて見ることができるのも鉄道模型ならではの魅力です。実際にありそうな世界が広がっていますね!奥は上り坂になっています。 | |
そしてここからは「有志エリア」。私が制作したのは「田舎エリア」です。手前には海と防波堤があり、その海岸線を情緒豊かなローカル線が駆け抜けていく様子を再現しています。線路の奥に見えるのは防風林と水田地帯で、信越本線の見附〜帯織間をイメージして作りました。特に力を入れたのは地上4線を跨ぐ踏切と手前の海です。踏切は線路の幅に合わせて1枚1枚丁寧にプラスチック板を切って作ったので、とても大変でした。 | |
田舎によくある、遮断機のない第四種踏切をイメージ。うーん、、、なんだか故郷に帰ってきたかのような感じがしますね...。 | |
水田地帯の向こうは市街地となっています。踏切をE257系が高速で通過していきました。踏切があると雰囲気出ますね ( /^ω^)/ | |
一方こちらは、ハトP氏、練馬春日氏、春我部防衛小隊氏が作ったエリア。通称「田無タワー」を中心とした、都会的なエリアとなっていました。私のエリアが田舎なので、それとはまさに対照的ですねw 写真は高速道路だとか。ちなみに、奥に見えるのは、練馬春日氏渾身の「立体駐車場」です。練馬春日氏の独創性には毎度驚かされるばかりです(´∀`) | |
写真は春我部防衛小隊氏持参の二式大艇です!二式大艇は、飛行艇としては当時最高性能を誇った、旧日本海軍の名機です。流石は軍ヲタの春我部氏ですねぇ。来年はもっと増えるのでしょうか?w | |
こちらは春我部氏渾身の「国立駅」です。学園都市国立にふさわしい立派な駅舎でしたが、中央線高架化工事の際に惜しくも解体されてしまったんですよねぇ...。彼は綿密な図面を書いて頑張って作成していました。 | |
そして最後は毎年恒例の「山」です。昨年の物の流用ではあるのですが、大幅な改造を加えています。山の上にポツンと乗っかっているのは、なんと日本武道館w エメラルド色の屋根が印象的ですね。高架線は外側を通ります。 |
学院祭レポ 1、2